3月の今にも泣きだしそうな空の日。
佐伯七緒(サエキナナオ)の電話が鳴った。
その電話は、妹・立花鈴(タチバナスズ)からで、
父・立花毅(タチバナタケシ)の死を知らせるものだった。

七緒は、急いで夫の佐伯草平(サエキソウヘイ)を連れ、
実家へ向かう。

電話を切る鈴。
途方に暮れたように、店の外に視線を移す。

東京北区の下町にある定食屋タチバナ。
そこは、ちょっとの口の悪い主・立花毅と、
やっぱりちょっと口の悪い愛嬌のある看板娘・立花鈴。
そして、日本語が片言のアルバイト・アンの3人で
営業していた。

遠くでいつものように、商店街のアナウンスや雑踏。
でも、今日はその音が妙にはっきり聞こえる。

明日から何をすればいいんだろう?
他人事のように、ぼんやり考えるのが精いっぱいだった。

父・毅の死後、食堂タチバナを舞台に少しずつ知っていく
父の姿。そして、秘密。

その秘密に触れた時、姉妹の心は静かに揺れる。


本作の顔である出演者は、その充分な存在感を前作ハチドリで遺憾なく発揮した團野郁を始め、ブレスの常連である若菜輝枝・水柿まいこ。新たに福満さちこ・上松大祐の2名を迎え、その脇をブレスの代表・平塚俊介が固める。

この6名の化学変化により、ブレスの新しい挑戦「三月のタチバナ、そこにある音。」が体現され、新たな感動が生み出される!!




ブレス作品を語る上では、欠かせないのがこの二人。
雨宮透、そして島幸も。

脚本・演出には、完全新作として、ブレス作品全ての脚本・演出を手掛ける雨宮透が担当。人の死に寄り添う重さのあるテーマを、時に洒脱に、時に重厚に、絶妙な匙加減を振るう。

また音楽・効果音には、やはり過去のブレス作品の全ての音を担当してきた島幸もが参加。この舞台の世界観を多種多様な音を用いて色鮮やかに描き出す。特に、タイトルに在るように本作のこだわりの一つが"音"。
劇場で流れるその全ての"音"に、耳を澄ませて欲しい。

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 三月のタチバナ、そこにある音。
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